盲人福祉と盲人ゴルフ

盲人ゴルフのすがすがしさに感銘

盲人ゴルフ(視覚障害者によるゴルフ)に私が出会ったのは今から10年以上前のことになります。オーストラリアでその先駆者であるロン・アンダーソン氏(視覚障害者)と出会い、ゴルフを通じて彼の人柄やプレーに感銘を受けたのが最初のことでした。
盲人ゴルフは、新しい時代の真の福祉活動のあり方を示唆しています。

それは─


  • 視覚障害者がハイクオリティ・オブ・ライフを享受しつつ、明るく発展的な行き方を可能性にする多くのチャンスを得ることができる。
  • 盲人ゴルファーは、最大限自分ですべてのアクションを処理するよう意義づけられている。
  • 晴眼者(健常者)のボランティア活動が奉仕者自身の精神的、かつ肉体的向上につながる。盲人ゴルフという具体的なスポーツを共有体験することによって、障害者の自己表現の手助けをし、真実の福祉や公共性・教育性・文化性・国際性などをふまえた新しい時代の福祉の理想を実現することができる。

の三点に集約することができます。そして、それはいずれも私たちの究極の理想である人間愛の尊さに帰結するのです。

全米盲人ゴルフ協会が1937年に設立されて以来、現在、英国盲人ゴルフ協会(イングランド盲人ゴルフ協会、スコットランド盲人ゴルフ協会、北アイルランド盲人ゴルフ協会)、オーストラリア盲人ゴルフ協会、カナダ盲人ゴルフ協会、日本盲人ゴルフ協会と多くの盲人ゴルフ協会が設立され、それらが一堂に会しての『世界盲人ゴルフ選手権』が開催され、世界的な運営推進のために「世界盲人ゴルフ協会」が設立されています。

ボランティア自らの豊かさ・人間的向上はもとより、ゴルフというスポーツを通じて視覚障害者との明るく、楽しい交流を図ることができ、また、ハンディキャップを背負った人々の生活体験領域を広げるという社会的意義も大きく、盲人ゴルフは今ますます大きな注目を浴びているのです。


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楽しさこそ福祉スポーツの原点

福祉という言葉を聞いて、あなたは何を連想するでしょうか。私はいつも、それは社会の発達の証しであり、人類文化の進歩のレベルを示すものだと感じています。

では、福祉とは、一体どうあるべきなのでしょうか。 私は、本当に求められている福祉とは一体何なのだという問いを続け、自分はそういう福祉にこそ命を燃やしたい、と思い続けて来ました。 そんな時です。オーストラリアに仕事で行った時、友人がロン・アンダーソンという面白い人物がいるので、是非私に紹介したいといいいます。それで会ってみたのですが、全く驚きの連続だったのです。 まず、彼は視覚障害者であり、明暗がうっすら区別できる程度の視力(5%以下)しかないのにもかかわらず、誰が見ても視覚障害者であるということが解りません。明るく元気に、いつも人の目を見て話し、ごく自然に机や椅子を避けて歩くのです。さらに聞けば、ゴルフをやり、ウインドサーフィンをやり、ロッククライミングをやり、自転車レースに出場し、水泳選手権にも出場すると言います。一瞬、わが耳を疑いましたが、健常者と一緒にあらゆるスポーツの可能性に挑戦し、かつそれをボランティアの人々と楽しんでいるビデオをみせてもらって、感動のあまり、涙がとめどなく流れ出たことを覚えています。

「これだ。これだ。これ以上楽しく、明るく、幸せそうに自己実現をしている例を見たことがない。日本でも身障者がスポーツをやり、芸術をやり、新しい試みをする人がいるが、国全体や全ての人々が明るく自然にそれを受け入れている訳ではない。これが福祉スポーツなのだ」と、私は感じました。

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盲人ゴルフ
福祉とは、障害者や困窮する人の自己実現のお手伝い
不自由ではあっても、不幸な人間ではない、決して
盲人福祉
盲人ゴルフのすがすがしさに感銘
楽しさこそ福祉スポーツの原点
陽気なジョークのやり取り・チャレンジする前向きな心
盲人ゴルフこそ視覚障害者のリハビリに最適なスポーツ
盲人ゴルフの歴史
盲人ゴルフはひとりではプレーすることができません、ボランティアをしてくれる人が必要なのです
JBGA 設立概要