チャリティーコンサート

才能を発見し育て、芸術の良き推進者として

私は、21世紀の文明や文化は、芸術、宗教、福祉、経済、政治などの枠や壁を越えたものであると考えています。特に現代は経済の時代であり、近年は日本でも企業による芸術、文化の支援活動であるメセナが盛んになってきました。私も一経済人としての活動を行うかたわら、経済、芸術、福祉、宗教、政治というジャンルの壁を超えた福祉文化の創造に貢献できるよう多くの支援活動を行っています。

わが国に、今日芸術としての能楽があるのは、世阿弥という大成者がいたからでありますが、その背景をたどれば、将軍・足利義満が世阿弥を見出し、評価し、庇護したからであります。一方、ヨーロッパにおいても、ルネサンスはメディチ家、フッガー家などの庇護者のもとで大きく花ひらきました。

これらの歴史的事実が物語るのは、芸術文化が見出され庇護されていくには、それを見出す目と大切に思う心が必要であるということです。

そのために私は自ら能楽を学び、現在では宝生流能楽師師範の資格を頂き、宝生東州会会主を務めています。そして、能楽を深く学んだことで、そこから派生した日本の伝統芸能、歌舞伎や日舞や小鼓、大鼓、太鼓、笛などの良さも、より深く解せるようになりました。またオペラに関しては、本業の合間をぬって武蔵野音楽大学特修科(マスターコース)を卒業し、さらに、現在西オーストラリア州立エディス・コーエン大学の大学院に在学し、創造芸術修士号取得のため、飛行機で通学しています。

バレエも42歳から始めましたが、自ら学び、踊ってみて、はじめて真に素晴らしいものの価値が実感できるようになりました。書や日本画や陶芸がわかると、茶道が真に楽しめる。また作曲、指揮などがわかってくると、オペラやオーケストラなどの西洋音楽芸術が真に楽しめ、真に感動できるようになります。その為に、私は研鑽をしているのです。やってはじめて本当の良さや難しさがわかる。そして、その芸術を深く鑑賞したり、巨匠の値打ちがわかるようになる。これが、個人における本当の文化と言えるのではないでしょうか。


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コンサートなどの入場料収入を有意義に活用

さらに私は、能や京劇、オペラや各種コンサートなど、古今東西の芸術の数々を幅広く紹介しながら、その出演者の方々に理解を求め、入場料収入などを意義ある活動や基金、あるいは若き芸術家の育成のために活用してまいりました。
もちろん、財政的な援助のみでは、真に生きた本物の支援活動とは言えません。また、ただ賞を与えたり讃えるだけでもいけません。まずはその素晴らしさを自分が実践して実感し、理解することから始まり、次に少しでも多くの方にそれを知り、実感して頂くことが大切です。
芸術が如何に人間に生きがいと勇気とやる気を与えるものか、また年を取る程充実した人生を約束するものかが解るはず。こういう、人生の中に芸術が溶け込んだ人々が、心から支援をしようとするのが、真に生きた本物の支援活動ではないでしょうか。


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